シアリス(タダラフィル)を安全に使用するには、他の薬やサプリとの併用リスクを正しく把握することが重要です。
本記事では、シアリスと併用が懸念される薬やサプリ、特にアルギニン・睡眠薬・マカなどについて、注意点をわかりやすく解説します。
シアリスの併用禁忌薬とは?命に関わるリスク
- 一部の薬は併用が絶対NG(禁忌)
- 血圧急降下や意識障害につながる場合あり
特に硝酸薬やリオシグアトとの併用は、生命に関わる重篤な低血圧リスクがあります。
そのため、併用は厳禁です。
併用が危険な薬一覧|風邪薬・抗生物質・抗ウイルス薬など
硝酸薬(ニトログリセリンなど)
狭心症治療薬の硝酸薬と併用すると、重度の低血圧、失神、ショックを招く危険があります。
リオシグアト
肺動脈性高血圧症の薬で、併用すると重篤な低血圧リスクがあるため禁忌です。
抗ウイルス薬・抗真菌薬
リトナビルやケトコナゾールなどは、シアリスの代謝を阻害し血中濃度が急上昇します。
これにより頭痛、めまい、血圧低下など副作用が増強する恐れがあります。
抗生物質(マクロライド系)
エリスロマイシン、クラリスロマイシンは代謝阻害により血中濃度増加リスクがあります。
α遮断薬
高血圧や前立腺肥大の治療薬です。併用するとめまいや失神の原因になります。
風邪薬との併用に注意
抗ヒスタミン成分やNSAIDs(イブプロフェンなど)との併用で出血リスクや血圧変動が懸念されます。
睡眠薬との飲み合わせは?
特にベンゾジアゼピン系睡眠薬と併用すると、めまいやふらつきが強まる恐れがあります。
サプリメントや健康食品の併用リスク
シアリスとアルギニンの併用は注意
アルギニンは血管を拡張させるアミノ酸です。
シアリスと併用すると、血圧が下がりすぎる可能性があります。
臨床研究では、タダラフィルとアルギニン併用がED改善に有効である一方で、副作用モニターが必要とされています。
参考:Galloらによる臨床試験(PDE5阻害薬+L‑arginine)
参考:糖尿病患者を対象とした併用療法試験
マカとの併用について
マカとシアリスの併用は一般的に大きな問題はありません。
ただし大量摂取では、動悸や血圧変動の可能性があるため慎重に扱う必要があります。
セントジョーンズワート
抗うつ効果のあるハーブで、代謝を促進しシアリスの効果低下を招くことがあります。
他のED治療薬との併用はNG
バイアグラやレビトラもPDE5阻害薬です。
- 頭痛
- めまい・吐き気
- 血圧低下
併用すると副作用が過剰になり、健康リスクが増します。ED薬は1種類のみ使用が原則です。
毎日飲む人こそ注意が必要
シアリスには「低用量で毎日服用する治療法」もあります。
常時有効成分が体内にある状態では、併用リスクが高まる可能性があります。
そのため、処方薬やサプリの変更時には必ず医師へ相談してください。
まとめ|併用禁忌を把握して安全に服用しよう
シアリスを安全に使用するためには、以下の成分・薬との併用に注意が必要です。
- 硝酸薬・リオシグアト:併用絶対禁止
- 抗ウイルス薬・抗真菌薬:代謝阻害による副作用増大
- アルギニン・マカ・ハーブ系サプリ:血圧変動リスク
- 他のPDE5阻害薬:副作用過剰の可能性
自己判断での併用は避け、必ず専門医に相談してください。