アレルギーの治療に使用されるデスロラタジン。眠気が少ないと言われる薬ですが、「本当に眠くならないの？」「運転に影響はないの？」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、デスロラタジンと眠気の関係について、医学的根拠と利用者の声をもとに詳しく解説します。
デスロラタジンとは？どんな薬？
デスロラタジン（商品名：デザレックスなど）は、抗ヒスタミン薬の一種で、アレルギー性鼻炎やじんましん、湿疹などのアレルギー症状を抑えるために使われる医薬品です。
アレルギーの原因となるヒスタミンの働きをブロックすることで、くしゃみ・鼻水・かゆみといった不快な症状を軽減します。
参考：医療用医薬品 : デザレックス（KEGG MEDICUS）
デスロラタジンは眠くならないって本当？
デスロラタジンは「非鎮静性抗ヒスタミン薬」と分類され、従来の抗ヒスタミン薬に比べて中枢神経への影響が少なく、眠気が出にくいとされています。
厚労省やPMDAの添付文書によれば、眠気の副作用発現率は1%未満とされており、非常に少ないのが特徴です。
参考：医療用医薬品 : デザレックス（KEGG MEDICUS）
それでも眠くなる人がいるのはなぜ？
非鎮静性とはいえ、デスロラタジンを服用して眠気を感じる人も一定数存在します。その理由としては以下が考えられます：
- 個人差（体質）：肝臓での代謝や中枢神経への感受性が人によって異なる
- 他の薬との併用：睡眠導入剤やアルコールとの併用で眠気が強まることがある
- 生活習慣の影響：睡眠不足や疲労がたまっていると、眠気を薬の副作用と感じやすい
デスロラタジンと他の抗ヒスタミン薬の眠気を比較
以下は、主要な抗ヒスタミン薬と眠気の出やすさの比較です：
| 薬剤名 | 商品名の一例 | 眠気の出やすさ |
|---|---|---|
| デスロラタジン | デザレックス | 非常に少ない |
| フェキソフェナジン | アレグラ | 非常に少ない |
| ロラタジン | クラリチン | 少ない |
| レボセチリジン | ザイザル | やや多い |
参考：Pharmacista｜眠気の少ない抗ヒスタミン薬一覧
眠気が不安な人のための対策とアドバイス
- 服用時間を調整する：どうしても眠気が気になる方は、夜に服用することで日中の影響を避けられます。
- 他の薬との併用を見直す：睡眠導入剤や抗不安薬など、眠気を増強する薬との併用には注意が必要です。
- 医師・薬剤師に相談する：自分の体質や他に服用している薬を伝えた上で、適切な薬を選びましょう。
デスロラタジン服用時に運転や作業は大丈夫？
デスロラタジンは添付文書上、「眠気の出現に注意」とされていますが、通常は運転や機械操作に影響を与えることは少ないと考えられています。
とはいえ、眠気を感じた場合には無理に運転せず、十分に体調を整えましょう。
【体験談】デスロラタジンで眠くなった？口コミから見る実態
実際の利用者の声を一部ご紹介します。
「花粉症で使っていますが、眠くならず快適に過ごせています」（30代・女性）
「仕事中に眠くならない薬を探していたところ、デスロラタジンがピッタリでした」（40代・男性）
「私は少し眠気を感じたので、夜だけ飲むようにしています」（20代・男性）
まとめ：眠気が心配な方へ
デスロラタジンは、眠気が出にくい抗ヒスタミン薬の一つとして、幅広い世代に利用されています。ただし、体質や他の薬の影響により、まれに眠気を感じる人もいます。
不安がある場合は、自己判断せず医師や薬剤師に相談のうえ、より自分に合った薬を選ぶようにしましょう。
