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フィナステリドで動悸は起きる?心臓への影響とミノキシジル併用時の注意点

フィナステリドで動悸は起きる?心臓への影響とミノキシジル併用時の注意点

フィナステリド(プロペシア)を服用していて「動悸がする」「心臓がドキドキする」と感じたことはありませんか?AGA治療を続ける上で、心臓への影響は気になるポイントです。

結論から言うと、フィナステリド単体で動悸が起きることはほとんどありません。動悸の原因として最も考えられるのは、併用しているミノキシジルの影響です。

本記事では、フィナステリドと心臓の関係、動悸が起きる本当の原因、そして症状が出た場合の対処法について詳しく解説します。

目次

フィナステリドで動悸は起きるのか?結論から解説

フィナステリドの添付文書に動悸の記載はない

フィナステリドの国内販売元であるMSD株式会社の添付文書を確認すると、副作用の項目に「動悸」は記載されていません。これはフィナステリドが心臓に直接作用する成分ではないためです。

フィナステリドは5αリダクターゼという酵素を阻害してDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える薬であり、血管や心臓の機能に影響を与えるメカニズムを持っていません。

そのため、フィナステリドを服用して動悸が起きた場合、フィナステリド以外の原因を探る方が合理的だと言えます。

動悸の原因はミノキシジル併用の可能性が高い

AGA治療では、フィナステリドとミノキシジルを併用するケースが非常に多くあります。多くのAGAクリニックでは、この2つの薬を組み合わせた治療を標準的に行っています。

もし「フィナステリドを飲み始めてから動悸がする」と感じている場合、同時期に開始したミノキシジルが原因である可能性が高いと考えられます。

フィナステリドとミノキシジルの違い|心臓への作用

フィナステリドとミノキシジルは、どちらもAGA治療に使われる薬ですが、作用機序がまったく異なります。心臓への影響を理解するために、それぞれの違いを確認しましょう。

フィナステリドの作用機序(5αリダクターゼ阻害)

フィナステリドは、テストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する5αリダクターゼII型という酵素の働きを阻害します。

DHTは毛包を攻撃して髪の成長を妨げるホルモンです。フィナステリドによってDHTの生成が抑えられることで、AGAの進行を食い止める効果が期待できます。

この作用はホルモンレベルでの変化であり、心臓や血管に直接作用するものではありません

ミノキシジルの作用機序(血管拡張作用)

一方、ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発された成分です。血管を拡張して血流を改善する作用があり、この作用が頭皮の血行を促進して発毛を促します。

ミノキシジルには内服薬(ミノキシジルタブレット)と外用薬(塗り薬)がありますが、特に内服薬は全身の血管に作用するため、心臓への影響が出やすいという特徴があります。

なぜミノキシジルで動悸が起きるのか

ミノキシジルの血管拡張作用によって血圧が下がると、体は血圧を維持しようとして心拍数を上げる反応を起こします。これが動悸として感じられる原因です。

ミノキシジルで起こりやすい症状には以下のようなものがあります。

  • 動悸・息切れ
  • めまい・立ちくらみ
  • むくみ(特に顔や手足)
  • 低血圧
  • 頭痛

これらの症状はフィナステリドではなく、ミノキシジルの副作用として報告されているものです。

フィナステリド服用中に動悸を感じたときの対処法

まず併用薬を確認する

動悸を感じた場合、まずは現在服用している薬をすべて確認しましょう。以下の薬を併用していないかチェックしてください。

  • ミノキシジル内服薬(ミノタブ):最も動悸の原因になりやすい
  • ミノキシジル外用薬:内服より影響は少ないが、まれに全身症状が出ることも
  • その他の血圧に影響する薬

フィナステリド単独で服用している場合は、動悸の原因がフィナステリド以外にある可能性を考える必要があります。ストレス、カフェインの摂取、睡眠不足なども動悸の原因になり得ます。

症状が続く場合は医師に相談

動悸が一時的なものではなく継続する場合や、以下のような症状を伴う場合は、速やかに医師に相談してください。

  • 胸の痛みや圧迫感
  • 息苦しさが続く
  • 失神やふらつき
  • 安静時にも動悸が収まらない

AGA治療を専門とするクリニックでは、フィナステリドやミノキシジルの服用履歴を把握しながら、どちらの薬が原因かを判断してくれます。定期的に心電図や血液検査を行っているクリニックもあります。

自己判断での中断は避ける

動悸が気になるからといって、自己判断で薬を中断するのは避けましょう。特にミノキシジルを急に中断すると、リバウンドで血圧が上昇することがあります。

医師の指導のもと、用量の調整や他の治療法への切り替えを検討することが安全な対処法です。

心臓病の既往歴がある人のフィナステリド使用

基本的には服用可能だが医師への相談が必須

フィナステリドは心臓に直接作用しない薬であるため、心臓病の既往歴がある方でも基本的には服用可能とされています。

ただし、心臓病を持つ方は全身の健康管理が必要であり、新しい薬を始める際には必ずかかりつけの医師やAGA専門医に相談することが重要です。

注意が必要なケース

以下のような方は、特に慎重な判断が必要です。

  • 高血圧で降圧剤を服用中の方:ミノキシジルとの併用は血圧が下がりすぎる可能性
  • 不整脈の既往がある方:ミノキシジルは心拍に影響するため要注意
  • 心不全・心筋梗塞の既往がある方:ミノキシジル内服は避けるべき場合も
  • 狭心症の方:血圧変動が症状に影響する可能性

これらのケースでは、フィナステリド単独での治療や、ミノキシジル外用薬のみの併用など、心臓への負担が少ない治療法を選択することが推奨されます。

フィナステリドの主な副作用一覧

動悸は心配ないとしても、フィナステリドには他の副作用があります。服用前に把握しておきましょう。

性機能障害(ED・性欲減退)

フィナステリドで最も報告が多い副作用は性機能に関するものです。

  • 性欲減退(リビドー減退)
  • 勃起不全(ED)
  • 射精障害
  • 精液量の減少

これらの副作用の発生率は臨床試験で1〜数%程度と報告されており、多くの方は問題なく服用できています。症状が出た場合でも、服用を中止すれば改善することがほとんどです。

肝機能への影響

フィナステリドは肝臓で代謝される薬のため、肝機能障害がある方は注意が必要です。

国内の臨床試験では肝機能障害の報告はなく、海外でも0.2%程度と低頻度です。ただし、長期服用する場合は定期的な血液検査で肝機能をチェックすることが推奨されます。

その他の副作用

頻度は低いですが、以下の副作用も報告されています。

  • 抑うつ症状
  • 乳房の張り・痛み(女性化乳房)
  • 過敏症(発疹、かゆみ)

気になる症状が出た場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。

まとめ

フィナステリド単体で動悸が起きることはほとんどありません。添付文書にも動悸は記載されておらず、心臓に直接作用する薬ではないためです。

AGA治療中に動悸を感じた場合、最も疑うべきはミノキシジル(特に内服薬)の影響です。ミノキシジルは血管拡張作用があり、血圧低下に伴って動悸やめまいが起こることがあります。

心臓病の既往歴がある方でも、フィナステリド自体は基本的に服用可能です。ただし、ミノキシジルとの併用には注意が必要なため、必ず医師に相談してから治療を始めましょう。

動悸が続く場合や他の症状を伴う場合は、自己判断で中断せず、速やかに医療機関を受診してください。

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