レボノルゲストレルは緊急避妊薬として知られる成分です。
その効果や避妊率、副作用、実際の使用者の口コミを信頼できる情報をもとに解説します。
目次
レボノルゲストレルの効果とは?
レボノルゲストレルは以下の作用により妊娠を防ぎます。
- 排卵を遅らせ、受精の可能性を減らす
- 子宮内膜を変化させて着床を妨げる
- 子宮頸管粘液を濃くし精子の通過を防止
こうした多面的な作用により、緊急避妊効果を発揮します。
レボノルゲストレルの避妊率(効果)
使用から時間が経つほど避妊率は低下します。早めの服用が非常に重要です。
服用時間 | 避妊成功率 |
---|---|
24時間以内 | 約95% |
48時間以内 | 約85% |
72時間以内 | 約58% |
国内試験では性交後72時間以内に服用で妊娠阻止率は約81%と報告されています。
参考:JAPIC「緊急避妊剤レボノルゲストレル錠」臨床試験報告
排卵後でも効果はあるのか?
排卵後の服用では排卵抑制作用は期待できない可能性があります。
ただし子宮内膜や妊娠初期への影響により、一定の効果が見込まれますが、妊娠を完全に防げるわけではありません。
副作用
よくある副作用
- 吐き気
- 頭痛
- 倦怠感
- 消退出血・不正出血
- 乳房の張り
消退出血は46.2%、頭痛は12.3%の頻度で報告されています。
まれにある重篤な副作用
- 強い腹痛(受診推奨)
- 血栓症(極めてまれ)
- アレルギー反応(発疹・息苦しさ)
これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関へ受診してください。
正しい服用方法と注意点
- 性行為後72時間以内に1回服用(できるだけ早く)
- 水またはぬるま湯で飲む
- 食後・空腹時どちらでもOK
- 2時間以内に嘔吐した場合は再服用
常用は推奨されず、あくまで緊急時の使用にとどめてください。
生理への影響と消退出血
服用後、生理のタイミングに変化が起こることがあります。
- 生理が早まる・遅れる
- 軽い出血(消退出血)が起こることがある
生理が1週間以上遅れた場合は妊娠検査をお勧めします。
服用後に妊娠したケース
- ごく稀に妊娠する可能性がある
- 妊娠中の服用では奇形報告は少ないが、不安な場合は医療機関へ
口コミ
良い口コミ
- 「不安だったけど、無事に生理が来た」
- 「副作用が少なくて助かった」
悪い口コミ
- 「服用後に吐き気が続いた」
- 「生理が遅れて不安だった」
まとめ
レボノルゲストレルは緊急避妊に強い効果を持つ薬剤です。
正しいタイミングでの服用が避妊成功の鍵となります。
副作用や生理への影響もあるため、使用前に信頼できる情報を確認してください。