医薬品、ジェネリック、サプリメントの違い

ヘルスケア

医薬品とは

文字通り、病院で医師が処方してくれる薬や、薬局・薬店で市販されている風邪薬や頭痛薬などのこと。体に作用する有効成分が入っています。
医薬品は病気の予防や治療を目的としたものであり、その名称や成分内容、効果効能や副作用、用法や用量、分量などについて、しっかりとその品質や有効性、安全性について調査が行われた結果、正式に厚生労働大臣や都道府県の知事から承認を受けたものです。

ジェネリック医薬品とは

効能や安全性が確立された医薬品の後発医薬品の事を意味します。
先発医薬品と同じ成分・同じ効き目があり、より安価な薬です。

安全性はもちろん、製造管理や品質管理などそれぞれの段階で守らなければならない厳しい基準が定められています。
ジェネリック医薬品も新薬と同様にその厳しい規制や基準を守って、開発、製造、販売されています。

先発医薬品を開発した企業は、医薬品の構造や製造方法、用途について特許権を取得し、特許期間中の20年間はその薬の製造・販売を独占することができます。
これに対して、先発医薬品の特許が切れたあと、その薬を他の医薬品メーカーが製造・販売したものをジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。

新薬は、その特許期間が満了するまでに多くの患者さんに使用され、その成分の有効性や安全性が確認されています。
ジェネリック医薬品はこうした多くの段階を経て開発されますので、有効性と安全性は十分に確かめられたお薬だといえます。

サプリメントとは

健康食品(サプリメント)は身体に良いという意味で医薬品と似たイメージがありますが、実はその性質も認定方法も医薬品とは全く異なります。
なぜなら健康食品(サプリメント)は薬事法上、「医薬品」という扱いにならないからです。

栄養補助食品、健康補助食品、特定保健用食品なども健康食品やサプリメントと言えます。
これらは毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補うことを目的としたものであって、病気や症状の治療・予防を目的としたものではありません。

健康食品やサプリメントは人間の自己治癒力や免疫力を高めるといった、予防効果を目的とするものです。
ですので、効果効能をうたうことは禁止されています。