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ミノキシジルやミノタブ(内服薬)で「くせ毛」になる?顔が変わる?原因や理由を解説

ミノキシジルはAGA治療薬として国内でも承認されている医薬品です。休止期になっている毛根・毛母細胞を活性化させて、発毛を促す効果が期待できます。

しかし、ネット上でミノキシジルを検索すると「ミノキシジル くせ毛」といった言葉が表示されることもあり、ミノキシジルを使用すると髪質が変化するのか?といった疑問を持つ方も少なくないようです。

結論から先に伝えると、ミノキシジルに髪質を変化させる作用はありません。ただし、新しい毛髪が生える過程で、細い髪の毛が一時的に縮れる(または縮れて見える)ケースはあります。

ミノキシジル配合の発毛薬は市販もされていますが、効果や特徴をしっかり理解した上で使用することが重要です。

この記事ではミノキシジルを使用することでくせ毛になる可能性や理由、顔つきが変わる原因などを詳しくまとめました。これからミノキシジルを使用する人、すでに使用中の人はぜひ最後までご覧ください。

目次

ミノキシジルやミノタブ(内服薬)を使用すると「くせ毛」になる?

男性薄毛症状

ミノキシジルは一般用医薬品としての安全性と有効性が確認されている薄毛治療薬(有効成分)のひとつです。主な効果と作用については以下を参考にしてください。

ミノキシジルは毛周期の休止期にある毛を成長期へと移行させる作用を有し、さらにAGAで見られる毛包のミニチュア化を抑制し、本来の成長期の期間を維持し、毛髪を太く成長させる作用を示すものと考えられている。

引用:日薬理誌|男性型脱毛症治療薬の研究動向

ミノキシジルの外用薬は日本だけでなく世界中の国々で承認されています。安心して利用できる薄毛治療薬と言えますが「くせ毛になる可能性は?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

ここではミノキシジルの発毛効果とくせ毛の関係について分かりやすく解説していますので、ミノキシジルの使用を検討している人はぜひご覧ください。

参考:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構|起原又は発見の経緯及び外国における使用状況等

ストレートの髪質をくせ毛に変化させる作用はない

現在のところ、ミノキシジルにストレートの髪質をくせ毛に変化させる作用は確認されていません。

ミノキシジルの主な特徴は血管拡張・血流改善などを促し、活動停止している毛母細胞を活性化させるところです。

死滅している毛根を復活させる効果や新しく毛母細胞を生み出す効果はないので、基本的には自前の髪質がそのまま発毛に反映されます。

なお、死滅した毛根を再生させる医療技術は確立されていないため、ミノキシジルが効かない場合は植毛を検討することになります。

発毛初期段階において一時的にくせ毛になる可能性はある

ミノキシジルの作用で発毛効果が実感できた場合、発毛初期段階においては一時的にくせ毛になる可能性があります。

ただし、これは異常なケースではなく、新しい毛髪が伸びてくるプロセスの中では正常な反応と言えます。

一時的にくせ毛になる理由
  • 新しい毛髪は細い・柔らかい・断面が安定しないため、発毛過程のうねりによるクセが出やすい
  • 毛包への外的刺激により毛髪が生える角度が変わる可能性がある(くせ毛に見える)
  • 毛髪が太く硬くなる成長過程で一時的にチリチリと縮れた見た目になる

仮に縮れたくせ毛が生えてきても、しっかりとコシがある太くて硬い毛髪になれば、以前までと同じ髪質に戻ることが大半です。

なお、そのほかミノキシジルによって生えた新しい毛髪がくせ毛に見える理由としては「ミノタブ(内服薬)の摂取量が多い」「栄養状態が悪い(亜鉛やタンパク質不足)」などが挙げられます。

産毛しか生えない場合に髪質が変化して見えることも

ミノキシジルを使用するとまず産毛のような細い毛が生えてきます。通常は以下の流れで太く硬い毛髪に成長することが一般的です。

  • 使用1~3ヶ月:柔らかく細い産毛のような毛が多くなる(発毛初期段階)
  • 使用3〜6ヶ月:新しい毛髪が段々と太くなり始める(この際に多少縮れて見える可能性がある)
  • 使用6〜12ヵ月:新しい毛髪が完全に太くなり毛のクセが落ち着く

ミノキシジルの効果が正しく現れればくせ毛に見える毛髪も段々と落ち着いていきます。

しかし、発毛初期段階のまま成長が止まってしまうと、くせ毛だけが目立ち髪質が変化したように見えてしまいます。

とはいえ、実際には髪質が変化するわけではないので、継続してミノキシジルを使用し髪の成長を促しましょう。

ミノキシジルやミノタブ(内服薬)の使用で顔が変わる原因

男性AGAイメージ

ミノキシジルやミノタブ(内服薬)を使用することで「顔つきが変わった」という意見もありますが、これもくせ毛と同様に一時的なものであるケースが大半です。

顔つきが変わって見える原因
  • 浮腫みによって輪郭が変わったように見える
  • 皮脂の分泌量や肌質が一時的に変化する
  • 毛髪が増えたことで見た目の印象が変わる

内服薬として使われているミノタブには血管拡張作用と共に体内に水分を留める作用があります。(血管が拡張すると血圧が低下し、体内の反応として水分や塩分を保持するようになる)

体内でこうした反応が起きると顔がむくんで見えるようになりますが、これはあくまでミノタブを服用した場合です。

外用薬のミノキシジルでむくみが起きることは稀と言えます。

次に、ミノキシジルが血流を促すことで皮脂腺の働きが活発化し、顔がテカりやすくなる・ニキビや赤みが目立つようになるケースがあります。

身体の反応としては正常と言えますが、皮脂の分泌量や肌質が変化した場合は医師に相談しましょう。

最後に、ミノキシジルの効果が正しく現れ、毛髪の量が増えれば自然と顔の見た目や印象が変わります。こうした変化は望ましい結果と言えますので、毛髪がしっかり成長するまでミノキシジルを継続的に使ってみてください。

ミノキシジルやミノタブ(内服薬)の主な副作用や注意点

男性AGAイメージ画像

ここからはミノキシジルやミノタブの主な副作用と注意点を解説していきます。

合わせてミノキシジルで肌荒れが起きる原因も紹介していますので、肌荒れが気になる人はご覧ください。

主な副作用

ミノキシジルやミノタブの主な副作用は以下の通りです。

スクロールできます
ミノキシジル(外用薬)の副作用ミノキシジルタブレット(内服薬)の副作用
・頭皮のかゆみや赤み
・皮膚の乾燥やフケの発生
・接触性皮膚炎(アレルギー症状)
・顔のかぶれやニキビ
・動悸や頻脈(血管拡張による心拍数上昇)
・むくみ
・顔の赤みやテカり
・多毛症(頭以外の体毛が増える)

外用薬と内服薬では起こり得る副作用が変わります。なお、外用薬としてのミノキシジルは日本国内で承認済みですが、ミノキシジル配合の内服薬は国内未承認です。

ミノタブを服用する場合はあらかじめ医師に相談しましょう。

使用時の注意点

ミノキシジルやミノタブを使っていて、以下のような症状が現れた場合はすぐに使用を中止しましょう。

  • 胸の痛み・動悸が強い(主にミノタブ)
  • めまい・息切れ(主にミノタブ)
  • 顔や手足のむくみが急激に増える(主にミノタブ)
  • 頭皮に水ぶくれ・ただれが出る(主に外用薬のミノキシジル)
  • 発疹や蕁麻疹(外用薬・内服薬の両方)

特にミノタブを服用する場合は用法用量に気を付けなければなりません。

補足:ミノキシジルで肌荒れが起きる原因と対処法

ミノキシジルで肌荒れが起きる主な原因は以下の通りです。

肌荒れが起きる原因
  • 外用薬に含まれる刺激成分による接触性皮膚炎
  • ミノキシジルが顔に垂れることで生じる肌荒れ・赤みなど
  • 皮脂分泌量の変化によるニキビ・湿疹など

外用薬のミノキシジルで肌荒れが起きた場合には、含まれる成分が肌(頭皮)に合っていない可能性があります。

多くのミノキシジル製品にはエタノール(アルコール)やプロピレングリコール(PG)が含まれていて、これらが皮膚を刺激することで肌荒れを引き起こします。

大半の人は多少のヒリヒリ感で済みますが、体質によってはアレルギー性の肌荒れを起こすということです。

また、上記の成分を含む溶液が顔に垂れることで肌荒れや赤みを引き起こすケースもあります。そのため、外用薬のミノキシジルを使う際は顔に付着しないよう気を付けてください。

そのほかの要因として、内服薬のミノタブを服用することで皮脂の分泌量が変化し、ニキビや湿疹が出る可能性も考えられます。

以上の原因から、ミノキシジルによる肌荒れの対処法は以下を参考にしてみてください。

  • プロピレングリコールフリータイプのミノキシジル外用薬を選ぶ
  • アルコールフリーの保湿ケア(化粧水や乳液)をおこなう
  • 服用するミノタブの量を減らす

なお、肌荒れがひどい場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。

「ミノキシジル くせ毛」に関してよくある質問

ここではミノキシジルによるくせ毛に関してよくある質問に答えていきます。

自分が気になっている部分をチェックしてみてください。

ミノキシジルで一時的に髪質が変化するのはなぜ?

ミノキシジルによって新たに発毛した毛は、初期は細く柔らかいためうねりやすい傾向にあります。また、血流改善による頭皮環境の変化も髪質に影響を与える可能性があります。

多くの場合、髪の成長に伴って徐々に自然な毛質に戻るため、長期的に見ると心配はいりません。

くせ毛になった場合はミノキシジルをやめるべき?

くせ毛自体はミノキシジルの副作用ではなく、発毛の過程でよく見られる現象です。むしろ成長とともに髪がしっかりしてくるケースが多いため、すぐに中止する必要はありません。

ミノタブで顔が変わったと感じたらどうすればいい?

顔のむくみが気になる場合は、服用量を医師と相談して調整することが推奨されます。必要に応じて、減薬や外用薬への切り替えを検討しましょう。

ミノキシジルを使ってどのくらいで髪が太くなる?

産毛が生えてから3〜6ヶ月程度で太くしっかりした毛に成長することが期待できます。

ミノキシジルやミノタブ(内服薬)で永久的に髪質がくせ毛に変化する可能性は限りなく低い

「ミノキシジルやミノタブを使用することでくせ毛になるのか?」という疑問を解消するために、ミノキシジルの作用や効果を詳しく説明してきました。

結論

◆ミノキシジルに髪質を変化させる作用はない
◆発毛や毛髪の成長過程で細い毛が縮れて見えることはある
◆毛髪の成長に伴い自然な髪質に戻ることが大半

ミノキシジルを使用すると、まず新しい産毛が生えてきます。この産毛が成長する過程において一時的にくせ毛のように見えることはありますが、大半の場合は時間の経過と共に自然な髪質へと戻りますので心配はいりません。

なお、外用薬のミノキシジルと内服薬のミノタブを併用する場合は、事前に医師と相談して適切な使用量・服用量を指示してもらいましょう。

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