オランザピン(OLANZAPINE) 10mg 28錠

製品の特徴

オランザピン(OLANZAPINE) 10mgは、非定型抗精神病薬に分類される薬剤で、統合失調症や双極性障害の治療に使用されます。オランザピンは、脳内の神経伝達物質のバランスを調整し、幻覚や妄想、気分の安定化を促します。オランザピンは、統合失調症の陽性症状および陰性症状の両方に効果があり、また双極性障害の躁状態やうつ状態の治療にも使用される広範な適応を持つ薬剤です。

効果・効能

オランザピン(OLANZAPINE)の主な効果・効能には以下のものがあります：

• 統合失調症の治療
• 双極性障害の躁状態およびうつ状態の治療
• 急性の精神病状態の治療

オランザピンは、ドーパミンD2受容体およびセロトニン5-HT2A受容体に対する拮抗作用を示し、これにより精神症状を改善します。長期にわたる使用で、症状の再発防止にも効果が期待されます。

用法・用量

通常、成人は1日1回、10mgを服用します。必要に応じて、医師の指示に従い用量を調整することがあります。服用方法や期間については、製品のラベルや医師の指示に従ってください。錠剤は水と一緒に飲み込んでください。オランザピンは、食事の有無にかかわらず服用できますが、毎日同じ時間に服用することが推奨されます。

副作用

主な副作用には以下のものがあります：

• 体重増加
• 眠気
• 口渇
• 便秘
• めまい
• 浮腫（むくみ）

重篤な副作用や持続する副作用が現れた場合は、直ちに医師に相談してください。また、新しい副作用が発生した場合も、医師に報告してください。オランザピンは、糖尿病や脂質異常症を引き起こす可能性があるため、定期的な血糖値および血中脂質のモニタリングが推奨されます。

ドーピング

オランザピン(OLANZAPINE) 10mgは、スポーツ競技におけるドーピング違反には該当しませんが、競技団体の規則を確認してください。

注意事項

以下の点に注意して使用してください：

• 過敏症の既往歴がある場合は、使用前に医師に相談してください。
• 肝機能障害や腎機能障害の既往歴がある場合は、使用前に医師に相談してください。
• 妊娠中や授乳中の方は、使用前に医師に相談してください。
• 他の精神科薬や薬剤を使用している場合は、必ず医師に相談してください。
• 高齢者や衰弱している患者には、特に慎重な投与が必要です。

オランザピンは、運転や機械操作など注意力を要する作業の際には、眠気やめまいの副作用を考慮し、十分に注意してください。また、アルコールの摂取は避けるべきです。

使用上の注意

安全に使用するために、以下の点に留意してください：

• 医師の指示に従って正しく服用してください。自己判断で用量を増減しないでください。
• 錠剤は水と一緒に飲み込んでください。
• 子供の手の届かない場所に保管してください。
• 使用期限が過ぎた錠剤は使用しないでください。
• 過剰摂取してしまった場合は、直ちに医師の指示を仰いでください。
• 使用中に異常を感じた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。

オランザピンは、突然の中止により、再発や離脱症状が生じる可能性があります。中止を考える場合は、医師の指導の下、徐々に減量することが推奨されます。